アクアリウムでろ過フィルターを使う大きな目的は、水中のバクテリアを飼育して水を浄化することです。そのメリットとデメリットを理解し、上手に利用することが大切です。
ろ過フィルターにはろ材が入っており、そこに大量のバクテリアが繁殖します。バクテリアは有機物を分解して水を浄化してくれるため、メリットは非常に大きいです。
一方で、バクテリアが増殖し過ぎると水質が悪化する場合があります。ろ材の汚れなどで水の流れが悪くなると、バクテリアが過密となり浄化機能が低下します。
例えば、ろ材を1ヶ月以上放置すると、バクテリアの量は増えますが、汚れも蓄積するので逆効果です。適度なろ材洗浄が大切です。
つまりろ過フィルターは、単に機械的にゴミを除去するだけでなく、バクテリアを上手に飼育・管理する装置なのです。運用のバランスが成功の鍵を握っています。
アクアリウム作りは、魚だけでなく、バクテリアも同時に飼育することを意識する必要があります。ろ過フィルターの手入れに気を配り、理想的な水環境を目指しましょう。