アクアリウムにおいて、ろ過の種類は次の3種類があります!
細かく言えば色んな要素があると思いますが、この3種類だけということにしときましょう!笑
基本はこの3つだということです!
3種類しかないとは言え、ろ過と言うものは奥が深いです。
どんなろ材が良いの…?
3つの組み合わせは…?
設置方法は…?
考え出すとキリがなくて、沼にハマってしまいます。
この記事はそんな沼を抜け出す1つのきっかけにしてもらえたらと思います!
今回はろ過の種類の中でも分かりやすい『物理ろ過』について解説していこうと思います!
物理ろ過とは?
物理ろ過を簡単に言うと
「水中の大きなゴミを網的なもので取ってキレイにしよう」
ってことです!
イメージ的には、お掃除ロボットで床の掃き掃除を自動でやる感じに似てますね!
お掃除ロボットはある程度のホコリなどを吸い取って、床をきれいにしてくれますよね。
そんな感じで、物理ろ過は比較的大きなゴミを物理的に取り除いて、見栄えを良くしたり、水質を良く保つ効果があります。
大きなゴミとは次のようなものです。
- 水草の葉っぱ
- エサの食べ残し
- 生体のフン など
また、お掃除ロボットは定期的に溜まったゴミを捨てますよね?
物理ろ過も定期的に溜まったゴミを洗い流すことが必要です。
物理ろ過の役割
比較的大きなゴミを取り除くのに有効
大きなゴミとは水草の枯葉や、エサの食べ残し、魚のフンなどです。
それらをフィルター吸い込み口や、フィルター内部に設置したスポンジやウールマット等でこし取る役割があります。
水槽内に水流を巡らせる
枯葉などが水槽内にあると水流がせき止められ、水流が無い場所にエサの食べ残しやフンが蓄積されやすくなります。
それが原因でアンモニアが発生して、水質が悪化してしまいます。
また、『生物濾過』しきれないゴミの量が溜まることも、水質の悪化につながります。
生物ろ過のサポート
フィルター内の生物濾過には限りがあります。
しかし水槽をする皆さんは、水草が枯れたら新しいものを植え、魚やエビのために毎日エサを与えなければいけません。
限りあるフィルターの性能に対して、無限に入れたいものを入れることは出来ませんよね。
また生物ろ過をしてくれるバクテリアは水流がないと死んでしまう事もあります。
- 大きいゴミは取り除いて、
- 水流を作ってあげる。
それは生物ろ過のサポートにつながる事になります。
物理ろ過は基本
大半のフィルターに物理ろ過の性能が備わっています。
- 底面式
- 上部式
- 外部式
- 外掛け式
- 投げ込み式 など
それくらい物理ろ過は万能ということですね!
アクアリウムをやりたい理由として
「透明でキレイな水の水槽を作りたい」というのが誰しもあると思います。
透明でキレイな水作りには物理ろ過は基本だと言えます!
物理ろ過の注意点
スペックの限界がある
フィルターの大きさ・容量、ポンプの強さなど、スペックの限界があります。
スペックに関係なく、どうしようもなく大き過ぎるゴミ(入れ過ぎたエサ、カットした水草、ゴミと言うには心苦しいですが死んでしまった生体など)は手作業で取り除いた方が良いです。
水質の悪化、油膜の原因などになります。
水流への影響
吸ったゴミが直接水流に影響する点も注意が必要です。
フィルターのポンプ自体の性能が強いほど、ゴミを吸い寄せることが出来ます。
しかし、性能が強ければ良いという訳ではなく、水槽のサイズや飼っている生体によって、それらに合った性能のフィルターを選んだ方が吉です。
緩やかな水流を好む魚もいますからね。
水の色を透明にすることは出来ない
流木のアク、魚病薬等によって色がついた水の色は物理ろ過で透明にすることは出来ません。
透明にする系のろ過は、化学ろ過(吸着ろ過)のろ材をセッティングする必要があります。
物理ろ過の掃除
物理ろ過する箇所で考えられるものは次のものです。
- ストレーナー(吸い込み口)部分のスポンジ
- フィルター内のウールマット、スポンジ
- フィルター内のリングろ材等
ウールマットやスポンジは飼育水で揉み洗い、またリングろ材等は米をとぐような感じで洗います。
フィルター掃除は基本的に飼育水で洗いましょう。
※飼育水とは水槽内の水のことです。
スポンジ、ウールマットにもバクテリアが多少は住み着いていて、生物ろ過をしています。
水道水で洗ってしまうと、貴重なバクテリアが死んでしまうので、洗うときは飼育水でお願いします。
小さい水槽など、飼育水が少ない環境であれば、ストレーナー(吸い込み口)部分のスポンジ等は、水道水で洗っても構わないと思います。
ただやはり、フィルター内に設置しているウールマットやスポンジなどは飼育水で洗うようにお願いします。
物理ろ過、勝手に分析
勝手に分析してみました!
ストレーナー(吸い込み口)部分でのろ過はあまり期待しない。
この部分のスポンジは「生体が吸い込まれないようにするのを防ぐ」「フィルター内への水流を確保する」程度に考えておいた方が良いです。
ろ過のメインはフィルター内。
フィルター内のウールマット、スポンジが汚れたら掃除をサボらない。
そりゃあサボったらフィルターだけでなく、水槽内も汚くなっていきます。
フィルターの大きさにもよりますが、2週間〜1ヶ月に1回の掃除はする。
物理ろ過のろ材の種類
- スポンジ(吸込口部、フィルター内)
- ウールマット(フィルター内)
- リング型等のろ材(フィルター内)